dreams…

□堕ちた神へ絶望を説く0
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喉の奥から、懺悔が溢れて零れ落ちる。
あぁ、神様、カミサマ。

まだ生温いこの身体は、疾うに呼吸を忘れました。ただ下降してゆくだけの温度に、ご免なさいご免なさいと事実、思ってもいないような言葉ばかりが零れてばかりで。ただ形式上に則った人間性というものを表したいのか、途方に暮れる中で何度も、何度も繰り返した。


愛して、います。


そっと口付けた唇は、まだ温かくて。

綺麗な顔立ちの頬を、そっと撫でた。











「さぁ、それをどうします?」

臆する様子なんて微塵もない彼は、いつもと変わらぬ口調で私に問い掛ける。
だったら手品で消してみせてよ。状況も、記憶も、重く背負われる罪悪感も。…これ、も。
もう反応を示さない地面に転がるこの男の身体も。全部全部消してしまってよ。

なんて言ってしまったら。本当にやりかねないわね、彼。














「手品師ですから、それも酷く滑稽な。」

彼は、その地面に転がっていた身体とともに姿を消した。

これで、全てが元へ。
なにも、無かったことに。何も…。




そうなるはずのシナリオを崩したのは、








私は視線を感じていた。
色黒で、深くキャップを被っている男。



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さよなら、名探偵。


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