dreams…
□お誘い
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キッドは単純で、夢を見がちで。
そうですね、子どもじみているんです。
「ふぅん、そうなの。」
私はふいとそっぽを向いた。
それでも彼は続ける。あぁ、飽きないのかな。
「そんな私ですから、欲望に忠実なんです。欲しいものは欲しい。我慢が利かないんです。分かってくれますか?」
そう言って、私を抱き締め首筋にキスを寄越す。
彼は性的欲求に忠実すぎるな、なんて思う。
ベッドに身体を沈めながら、手厳しく言い放った。
「毎回、回りくどく誘うのはやめて頂戴。女々しいわ。」
「じゃあ…やりたい、といえばいいんですか?それも如何かと。」
「…そうね。」
さぁ、今夜も愉しませて。
end