忍たま精神部屋
□お前が悪い
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｢関係、ないだろ｣
｢あるよ。だって、伊作くんが駄目ならって、君で妥協したんだから｣
はあ？意味分からねえ。妥協？知ったことかよ。あぁ、腹が立つ。
｢伊作が駄目ならオレで妥協できるのかよ。案外意志が弱いんだな｣
｢そうでもないよ、留三郎くん｣
｢そうでもない？｣
｢だって、伊作くんと君は違うもの。君は伊作くんにはなれないし、彼だってそう。今日は妥協したけど、あきらめたわけじゃない｣
｢…意味分かんねえ｣
違うなら、なんでオレを攫ったんだ。伊作とコイツのいざこざに、なんでオレが巻き込まれなければならないんだ。口を挟んだから？同室の友だちが敵の忍に連れ去られそうになってたら、そりゃ「待った」の一言くらいかけるのが普通だろ。
｢…伊作とオレは違うって、アンタ解ってんだろ。だったらオレをさっさと解放しろよ。伊作のことは…穏便に話し合うなら、今度は止めやしないから｣
そうだ。
妥協とか言って、伊作の人身御寓なんかにされてたまるか。
｢…できないよ｣