忍たま乱太郎

□ふたりきりで、
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「な、七松先輩ッ…!!」

「なぁに、滝ちゃん」

なぁに、じゃない!

「下級生、たち、ついてきて、ません、よ…!」

「え?……あ、ほんとだー」

「無茶、しすぎ、なんです、よぉ!!」

「あはは、ごめんごめん!…じゃあ、ここで待とうか」

「はぁ、はぁ…」



つつつ…っ
疲れたあーー!!
七松先輩の体力バカ!後輩置いて突っ走るなんて…!いつものことだがむちゃくちゃな人だッ!


ガクリとうなだれたのは、裏山の頂上。すっかり春めいているが、風が涼しくて気持ちいい。

今日も今日とて我々体育委員会は、委員長の七松先輩につきあわされて鍛錬鍛錬…。慣れというのは恐ろしい。


「…あ!見て、滝ちゃん!!」
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