Sweet☆Motion

□第22話
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夜になり、久々彩と肩を並べて寝る。





「長年一緒にいて、こんな風になったのは初めてだったね」





私は今回の事を振り返り、彩に声をかける。





「‥‥うん」

「女友達って男が絡むと脆いってよく聞くけど、本当なんだね(笑)」

「‥‥雅ちゃん」





私が笑って言うと、彩は苦笑いした。

本当に‥‥





「私は鈍感かもしれないけど、本当に大切な人は分かってるつもりだよ。恋愛は確かに難しいけど、恋と引き換えに友達失うのは、私は嫌だな」

「雅ちゃん‥‥」

「学生気分でダラダラと彩と一緒にいた訳じゃないから。彩の事好きだから一緒にいたって、私は言いきれるよ」

「何か‥‥告白されたみたい(笑)」

「そ。愛の告白(笑)」





こんなにも穏やかに話すのは、いつぶりだろう?

こんなにも安心して横になるのは、いつぶりだろう?



女友達って、恋愛以上に簡単に出来るもんじゃないよね。

だからこそ、どんな事があっても大切にしたいよ。





「雅ちゃん‥‥私今回の事、絶対忘れない」

「‥‥私も」





そう言って、私達は眠りについた。子供のように手を繋いで‥‥。










あなたの涙忘れないよ

私達、これで本当に

ここから本当に



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