Sweet☆Motion

□第14話
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お前が笑う姿も、泣く姿も、全部俺だけのモノにしたい。

もう、限界だ。分からないなら聞けばいい。

欲しいなら奪えばいい。





「誰の為? 井ノ原くん?」





名前を出した途端、雅の表情が一変する。


お前の気持ちは、本当にそこにあるの?


掴んでる腕に力がこもる。





「お前、井ノ原くんの事好きなの?」

「何を‥‥」





お前でも、そんなに動揺するんだな。

俺、お前が欲しいんだよ。





「井ノ原くんに彼女いても、それでもお前好きなの?」





雅の瞳が見開く。

でも、そんなの知るか。

誰も動かないなら、自分が動くだけだ。

それで何かがぶっ壊れたとしても‥‥


なのに‥‥お前は泣くんだな。

今、俺の前で再び涙するお前を見ると、やっぱり俺に振り向いてくれないと告げられているようで

泣きたくなった。



何でだよ‥‥

何で─────‥‥



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