Sweet☆Motion

□第14話
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ドンッ!!―――



私は無我夢中で剛を突き飛ばした。剛は私から離れたが、見つめ続ける。





「な‥‥に、してるの?」





声が震えてる。

手も、体も‥‥。


どうして!?





「何してんのよ!?」





混乱する中、ただただ剛に怒鳴る事しか出来ない自分がいた。





「キスしたいからした」





剛がサラッと言う。

剛の表情から、今何を考えてるのか私では読み取れない。

驚きから、次第に苛立ちへと変わる。





「何言ってんの!? バカじゃない!?」

「バカじゃねーよ」





また一歩私に近づき、私の腕を取る剛。





「放してよ!」





腕を振り回しても、剛は力強く握り締め放してくれない。





「放さない」

「放してよ!」

「誰の為に泣いたの?」

「放して!!」





腕を放してくれない剛。

真剣な眼差しを向けられ、私は後ずさりする。


怖い―――‥‥

嫌だ‥‥こんなの嫌だ!!



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