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□※純愛以上、狂愛未満
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九番隊執務室という、いつ誰が来てもおかしくない場所で、俺に背を向けながら尻を突き出す愛おしい檜佐木さんの細腰をガッシリ掴んで揺さぶって。

止めてくれと振り向きながら懇願する様は、ただただ俺の嗜虐心を煽るばかりだという事に本人は気付いていない。


「…お…ねがっ!も、ゆうし……っあひ!!!」

「こんなに締め付けてんのに?」

「……ふあっっ」


背中をしならせ、机に突っ張らせた両腕を震わせながら涎を垂れ流す、普段の檜佐木副隊長からは想像もつかないような姿は、今まさに俺だけのもの。

俺しか知らない、檜佐木さん。

昼間に色目を使ってこの人に近付いていた野郎は絶対に知らないんだという優越感と、どんな姿であっても人前に晒してほしくないという独占欲が俺の中をグルグルと渦巻く。
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