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□クリスマスの願い事
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今日はクリスマスイブという日で
別に俺沖田はサンタさんがいるって信じてるわけじゃないが
なんだか寂しい気分だった。
町を徘徊しに行けば男は女の肩をよせ
女は男に甘える
クリスマスイブだ
クリスマスは明日だ
なのに
なぜだ
別に嫉妬などではない
一人が寂しいとかそんなのではない
とゆうかこっちだって二人だし
べつに今隣にいるやつを抱き寄せてこのクリスマスムードに飲まれるのもありっちゃありかもしれないが、あいにく俺はそんな事をする気分ではない。
ちなみに俺の隣にいるのは世界で一番愛してる・・・・訳ね―だろ本当頼むから死んでくれよサンタさ―――ん居るんならこいつをトナカイでぶっ潰して「総悟おおおおおお!!!!!!!てめぇさっきから何ぐちぐち言ってやがる!!しかも最後俺殺そうとしたろ!!!夢を与えるサンタを絶望を与えるサタンに変えようとしただろ!!!」
「・・・なに人のナレーションに勝手に入ってきてんでぃ。」
「だからさっきからそのナレーションがこぼれてんだよ!!」
ああ。本当にクリスマスイブなんて・・・
なくなってしまえばいいんだ。
「おいこら。もうナレーションやめろ。イラっとくるから」
そんなこんなで俺は世界で一番嫌いな上司、“マヨラー“とクリスマスイブを満喫している。
「なんで俺マヨラーって名前になってんだよ」
相変わらず徘徊はつまらない
つまらない上に今日は寂しい
哀れな気持ちになる
が。
そんな俺にサンタはプレゼントを与えてくれた
サンタって本当にいるのかもしれない・・・「総悟。本当に。本当にうるさい」