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□続・もしも寿命がわかったら
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マダオが突然居なくなってからもう2カ月位たつアル
手紙だけ残して
私たちからいなくなったネ
最後に抱きしめられたのは今でも覚えてるアル
一生忘れないネ
銀ちゃん
本当にいなくなっちゃったアルカ???
この道もよく銀ちゃんと一緒に歩いた道よ
一人じゃちょっと怖いアル
「・・早く帰るネ」
ちょっと小走りで・・・でもだんだん速くなっちゃって・・挙げ句の果てには
「うわぁっ!!!」
つまづいた
顔面から地面にダイブするかと思って目閉じたら
(フワッ・・)
懐かしい匂いがした
急いで目開けたら
私は立ってたアル。
「・・・・・銀・・ちゃん?」
今の匂いは銀ちゃんネ
きっと私が転ぶの助けてくれたアル!!!
「銀ちゃん!!!どこにいるアルカ!!!」
銀ちゃんは絶対近くにいるアル!!!
「銀ちゃあ―ん!!!隠れても無駄アル!!この神楽様からは逃げられないネ!!!観念してさっさと出てくるアル!!!」
・・・・
「そっちがその気ならこっちから探すヨ!!」
ゴミ箱を開け
「銀ちゃ―ん?」
路地裏を覗き
「ここアルカ!!!」
落ちているダンボールをめくり
「銀ちゃん?」
屋根の上に登り
「お〜い」
途中で雨が降って来ちゃったケドそんなの関係ないアル
「銀ちゃんどこアルカ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
返事は返ってこなかったネ。
「銀ちゃん・・・やっぱりいないの?」
いつの間にか銀ちゃん探してたら暗くなってて
「銀ちゃん。今日はみつけらんなかったケド明日は絶対みつけるアル!!!!覚悟しとけよ!それじゃあなああ!!!!!」
私は銀ちゃんとバイバイしたネ
久しぶりに私笑ったよ
久しぶり楽しかったよ
もしかしたら銀ちゃん万事屋にいるかもしれないアル
「万事屋まで競争ネ」