等身大の僕ら
□春がくれば花が咲く
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少女の嫌がらせから
早いものでもう三日です
春くんは要くんに相談をしました
「それは災難な…」
「だろ?もうオレ春が可哀想で…」
「まぁお前は普段から春と悠太と行動してるもんな」
困っちゃうよと愚痴をこぼす琥穏
「何もう三日目?」
「はい…こないだ水飲んでたら蛇口思いっきりひねられて
ボク水圧で鼻血出るかと思いましたよ」
だんだんエスカレートしてません?
「そばにいた琥穏くんにもおもいっきし水がかかるし…」
「ボク何かしたのかなあ」
この先鼻血沙汰じゃすまない気が
と完っ全に青ざめている春
「それ、一年なんだろ?
俺は年上に対して平気で無礼行為をとるその根性が腹立たしい」
「要さんや、君はどこまでもソレですか」
「じゃあ琥穏!俺は間違ってるか?」
「正しいでございますー」
「だろ?とにかくきっと
まだくるな気をつけろよ」
「ハイ…」
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注意してたんです本当です
油断してたわけじゃないんです
「…少女、イタズラの才能で食べてけんじゃない?」
「知らん。なんでこのオレが怒られなきゃなんねぇんだ」
「すみません…ボクのせいで」
三人ともげっそりしている
少女の罠にかかり、先生に怒られていたのだ