向日葵のように

□君たちはイキナリ空から降ってきた
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先ほど、穴から落とされた四人組、


落ちる落ちる。そりゃもうスゴイぐらいのスピードで


「あのね、ウチらいつまで落とされるの?」

もうかれこれ、5分は落ちている


「なんか、眠くなってきた」

「獅龍さん、それないよ。もうウチ死にそう」

死ぬ死ぬ言っている割にはなんだかんだ言って余裕の藍那


「ほっとけ藍那、ソイツこーゆーヤツだろ」

「なーなー、下光ってるぞ」

神夜の言うとおり、下の方が光っている
もうスグ出口なのだろうか

「え、出られる?マジで、これ終わる?」

やったー!と喜んでいられるのも今のうち
ですよ藍那さん
ポイッ!


「「「「え???????」」」」




暗闇トンネルを抜け出したと思ったら、
次は空

「オイ、どーゆーコトだよ。オレのバイク、手元に戻ってる」

「オレのも。なんで?」

いつの間にか地面に衝突した時と同じようなカッコで

ただいま、空落下中
な四人


「あ、下に大きい建物はっけーん!」

「オイ神夜、あれ並中じゃね?」

「え!マジで?!緋漣!」

「おぉ」

なんと、このまま落ちれば並中の屋上に
こう、メリッとなる。
確実に。








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