等身大の僕ら

□チューリップの咲いた日
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ガヤガヤとする登校時間のげた箱に春は自分のげた箱に奇妙な紙を見つける



「どしたの春」



一緒に登校していたのだろうか。

悠太が尋ねる



「なんだなんだ、初ラッヴレターか?」



けっ、青くせぇーと言い、ニヤニヤしながら冷やかす要


「いえ、おみくじなんですけど…」



「おみくじ?」



色気ねぇなぁと言う要。君は何を期待しているんだ



とりあえず気になるので開けてみたり…


……一気に青ざめたり…?



大凶ーーーーっっ


「落ち着け春ー!!まだ決まったワケじゃないからなぁぁぁぁ…」


かなりのショックを受けている春


落ち着けと言っている自分が落ち着いていない琥穏


「どう見ても手作りです。本気にするんじゃありません」


大人思考の悠太


「これまた不幸の手紙にも負けない斬新な…」


呆れ気味の要


そしてすべてを無視し漫画を読んでいる祐希

もうちょっと周囲を気にしよう?ね?


そんな祐希をよそに話題はどんどん
展開されていく


「要くーん…全部最悪ですってー」


かなり焦った様子で
ホラ〜と要に見せている春


「なー要〜…春死んじゃうのかな…」


こちらはかなり落ち込んでいる琥穏


「あーあー気にすんな
死にはしねーよ
こんな幼稚なイタズラ振り回される方がアホだしな」


春たちをなだめようとしている?要


「だいたい誰がやったかも見当つかねー…」


し で終わらせようとした要は何かに気付く


「要?どした?」


琥穏が不思議そうに要を見るが、琥穏も何かに気づいたようだ


五人で振り返る…


そこには…

掲示板の裏から春らを覗く

明らかに負のオーラを背負った

少女…佐藤茉咲がいた
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