向日葵のように

□面白いねぇ、オニイサン
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   ねぇ、君たち。そこで何してるの



凛とした声が響く

ブレザーではなく学ラン、肩につけた『風紀委員』の文字

声の主、雲雀恭弥がそこにいた



「ひ、雲雀さ…」

すでにツナは顔面蒼白だ
獄寺と山本も神妙な面持ちである
辺りは緊迫とした雰囲気に包まれている


例の四人を除いては


「緋漣緋漣!バリさんバリさん!トンファトンファ!!!!」


「トンファーだろ」


「え、獅龍トンファーの存在知ってたの!?」



「「藍那、獅龍…口に物を入れて話すなぁ!!」」


「「ゴメンナサイ、パパンママン」」




「ワォ、君たち校則違反だ。勝手に制服改造していいと思っているのかい?全員まとめて…かみ殺す」



ドコッ



「うぎゃぁ!!」


雲雀のトンファーを危機一髪でかわした藍那
日頃獅龍にボコられているので、避ける行為はバッチリだ


「へぇ、避けれるんだ。じゃあまずは君から」


「緋漣〜!!助けて〜」


「言っただろぉ、こっちでは派手なことやらないって。武器ねぇし」


「〜!!!緋漣お願い!!」


緋漣と会話してる間も、雲雀の攻撃を避け続けている藍那
地球外生命体の名は伊達じゃない


「ハァ、獅龍神夜どうする。」


「緋漣、行け。俺らが援護にまわる
ってか藍那!お前俺が渡した護身用の持ってねぇのかよ!!」


「獅龍は武器持ってるけど、おれと緋漣のは大きすぎて、アッチノセカイの寮に置いてきたー!」


「てめえら、覚えとけ…!藍那!簪貸せぇ!」


「うわあぁああん!!壊さないでね!!」




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