向日葵のように

□はじめまして、よろしく
4ページ/5ページ


「最初、獅龍からだからね!!」


教室での転校生の盛り上がりの最中、四人は入っていく順番を決めていた

獅龍→藍那→緋漣→神夜の順である


「んじゃ…どっかーん


    バキッ


「獅龍ッ、おま…何やってんの!?」


「緋漣は次の次でしょ、待ってて」


ハイ、説明


獅龍が教室にご登場と共にドアをパーンと蹴破った

以上



「ども、風波獅龍、よろしく。あとドアはこれから来る藍色の女が直すんで」


「なんで!?あ、空谷藍那。よろしくちゃ☆好きな物は桃とケーキ、あ、あと嫌いなぎゃん!!…」


「説明が長い!ったく、こっちでは地味にやろうとおもってたのにな…」


「まぁまぁ、緋漣の外見じゃ無理だろ?あ、おれ星時神夜、こっちが天月緋漣」


余りにド派手な登場の仕方におもわずクラス全体が静まり返る


獅龍がドアを壊しながら、藍那がツッコミながら、緋漣が藍那をシバきながら、神夜が緋漣をなだめながら…


呆然とするのも無理はない
それに加えて、四人の容姿だ

四人とも純日本人のハズなのだが、どこか日本人離れしている
イヤ、こんな鮮やかな色のメンツは世界に何組といないだろう

獅龍は銀髪蒼眼の欧州には探せばいる色
神夜は珍しい紫の目だが、黒髪
問題はここから
多少の赤毛ならいるかもしれないが、緋漣の場合、真っ赤。詳しく言えば紅色。眼も髪も
藍那も同様に、藍色の髪と眼


一見すれば不良四人組だ
全員地毛だが

おまけに(性格を除いての話)結構な美形集団だ
唖然となるのも分かる気がする


「せ、席の話だが…、どうする」

先生も驚きを隠せていない


「ぶっちゃけ、どこでもいいです」


「獅龍はごーいんぐまいうぇいだよね〜」


「せめてカタカナで言え、going my way」


「なーなー、おれ先決めていい?てか決めちゃったー☆
獅龍がツナの隣で〜、藍那は山本の後ろ、緋漣がツナの後ろ、おれが獅龍の後ろ〜」



「「「後ろ多いな」」」


「…よしっ席つけー」





これから楽しくなりそうです

    →おまけ
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ