黒子のバスケ

□第5Q
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―そしていま






「黄瀬君?」


「なんスか、ななしっち?」


「ここってあれだよね、うん、分かるよ、よく来てるから」


「そっスね、俺もよく来るっスよ、暇潰しがてらに」






東京に戻って来ていた。


そしてマジバで黄瀬君とボックス席に隣り合わせに座ってセットを食べている。



ココ、知った顔ぶれもよく来るし、たまに高尾君も真ちゃん連れて来るから一番危険なのに。

会いたくないんですけどォオオ!



てか暇潰しがてらに隣の県からわざわざよく来るってどんだけ暇してんのモデル君!




「気晴らしになりそうなトコ考えたっスけど、よくわかんなかったんで、だったらスタートラインに戻ろうと思ったんス」



にひっと笑いながらなんかカッコイイこと言ってるけど、スタートラインは秀徳の体育館ですからアアアァァ!
  

マジバで呑気にポテト食ってる場合じゃないんだけどオオォ!!











「珍しい組み合わせですね。黄瀬君、ななしさん」











「………〜〜っ!!!!!?」



なんかいつのまにか目の前に居ましたけどォオオ!!
ぜんっぜん気付かなかったんだけど…!



「あ、黒子っちビックリしたじゃないっスかぁ〜」


もうコイツゥ、とおでこにツンとしそうな口振りで普通に二人は話をしている。


いやいや黄瀬君、本気でビックリした!?慣れたの!?


私いつまで経っても慣れないよ!



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