原作
□黒曜ランドにて
1ページ/2ページ
今更だとは思うが
場所は並盛の隣町、
黒曜の黒曜ランドにて。
これは10年後のファミリーに会う事やボンゴレの悲惨な時代の前、そしてボンゴレリングを
かけた戦いよりも前。
まだボンゴレ十代目が
パンツ一丁で戦っていた頃の話。
「ひいっ!か、噛まれる!」「十代目!!伏せて下さい!!!」
へ・・・?とっさに伏せれば 頭に爆発音が鳴り響いた。
と ゆーかこの声は・・・!?
俺は周りでのびた骸の毒蛇に構うことなく
声のした方向を振り向く。
「獄寺く・・・・っ」
「お待たせしました
十代目!!」
・・・・・振り向いた先に
いたのは純粋な愛しい彼。だけど・・・・
「ヒバリさん・・・・何してるんですか・・・??」
目に映ったのは愛しの獄寺くんと・・・
獄寺くんに肩を貸しているヒバリさん。
ハッキリ言っておもしろくない。
「雲雀恭弥・・・僕もボンゴレと同意見ですね・・・ 何してるんですか」
「何の事?」
「僕の隼人くんに何してるんですか、と言ってるんです」
「ワオ。妄想もいいところだね 君。」
明らかに火花を散らしまくるヒバリさんと骸。
「僕に負けた事、忘れたんですか? 」
半ギレ状態の骸は幻覚で ヒバリさんに桜を見せる。
それを見て反撃するヒバリさんを見て獄寺くんは
ハン、と鼻で笑う。
「シャマルにこれを預かってきたんだよ」
桜クラ病の処方箋を見せた獄寺くんに続き、
ヒバリさんも得意げに笑って見せる。
「隼人が口移しで飲ませてくれたからね」
「ばっ・・!?うるせーよ!!
俺はお前が心配で・・・!!」 「分かってるよ隼人、さてこの邪魔物を二人倒して さっさと並盛に帰ろう、 待っててね 隼人。」
そう言ってギラリと俺と 骸を睨んだ。邪魔物って
俺も入ってんの・・・?
「そんなツルツル頭の人に隼人くんは渡しませんよ」「うるさいナッポー。
君は隼人に二度と近づけないくらい噛み殺してあげるよ」
そういってヒバリさんと骸はすごい接近戦を披露する。・・・二人で仲良く相打ちしてくれればいいのに。
そしたら僕は獄寺くん
と・・・・・
それは無理か。
なんたって獄寺くんは
ヒバリさん一筋だもんね・・・
あ
ヒバリさんが負けた。
獄寺くんが今にも泣きそうだ。
獄寺くんを泣かせる奴は
許さないよ。
たとえ獄寺くんがヒバリさんを想っていても・・・
「この身体は僕のものだ」
ニヤリと獄寺くんの身体を傷つけながら骸は
言い放つ。
そんな愛し方しかできないから振り向いて
くれないんだよ
それは俺も人の事言えないけど、
それでも俺は
君がすきだから・・・
「死んでも死に切れねぇ」
君が幸せな道を
俺が切り開いて見せるから・・・・
えんど。
→
あとがき