原作

□黒曜ランドにて
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今更だとは思うが
場所は並盛の隣町、
黒曜の黒曜ランドにて。

これは10年後のファミリーに会う事やボンゴレの悲惨な時代の前、そしてボンゴレリングを
かけた戦いよりも前。

まだボンゴレ十代目が
パンツ一丁で戦っていた頃の話。
「ひいっ!か、噛まれる!」「十代目!!伏せて下さい!!!」

へ・・・?とっさに伏せれば 頭に爆発音が鳴り響いた。
と ゆーかこの声は・・・!?

俺は周りでのびた骸の毒蛇に構うことなく
声のした方向を振り向く。
「獄寺く・・・・っ」
「お待たせしました
十代目!!」

・・・・・振り向いた先に
いたのは純粋な愛しい彼。だけど・・・・
「ヒバリさん・・・・何してるんですか・・・??」

目に映ったのは愛しの獄寺くんと・・・
獄寺くんに肩を貸しているヒバリさん。
ハッキリ言っておもしろくない。
「雲雀恭弥・・・僕もボンゴレと同意見ですね・・・ 何してるんですか」
「何の事?」
「僕の隼人くんに何してるんですか、と言ってるんです」
「ワオ。妄想もいいところだね 君。」

明らかに火花を散らしまくるヒバリさんと骸。

「僕に負けた事、忘れたんですか? 」

半ギレ状態の骸は幻覚で ヒバリさんに桜を見せる。
それを見て反撃するヒバリさんを見て獄寺くんは
ハン、と鼻で笑う。

「シャマルにこれを預かってきたんだよ」

桜クラ病の処方箋を見せた獄寺くんに続き、
ヒバリさんも得意げに笑って見せる。

「隼人が口移しで飲ませてくれたからね」
「ばっ・・!?うるせーよ!!
俺はお前が心配で・・・!!」 「分かってるよ隼人、さてこの邪魔物を二人倒して さっさと並盛に帰ろう、 待っててね 隼人。」

そう言ってギラリと俺と 骸を睨んだ。邪魔物って
俺も入ってんの・・・?

「そんなツルツル頭の人に隼人くんは渡しませんよ」「うるさいナッポー。
君は隼人に二度と近づけないくらい噛み殺してあげるよ」
そういってヒバリさんと骸はすごい接近戦を披露する。・・・二人で仲良く相打ちしてくれればいいのに。

そしたら僕は獄寺くん
と・・・・・
それは無理か。
なんたって獄寺くんは
ヒバリさん一筋だもんね・・・

ヒバリさんが負けた。
獄寺くんが今にも泣きそうだ。

獄寺くんを泣かせる奴は
許さないよ。
たとえ獄寺くんがヒバリさんを想っていても・・・

「この身体は僕のものだ」
ニヤリと獄寺くんの身体を傷つけながら骸は
言い放つ。
そんな愛し方しかできないから振り向いて
くれないんだよ

それは俺も人の事言えないけど、

それでも俺は
君がすきだから・・・


「死んでも死に切れねぇ」

君が幸せな道を
俺が切り開いて見せるから・・・・

えんど。


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