小説 (テ/ニ/プ/リ)

□シークレットマイハート R18
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ずっと二人を見守ってきた。
二人がお互いに好きあっているのを知っている。
ただ二人とも想いを告げずにすれ違いが多く、仁王は柳生に冷たくされる度俺の
ところにくる。
その確率は100%
本当は柳生という男から、仁王を奪いたい。だが、そしたら仁王は泣くだろ。


「柳生がのう」
「仁王またか」
「うるさいじゃき」
「毎度まいど俺のとこに来て。」
「…真田も幸村も会いに行くと逃げるんじゃよ。」
「はぁ」
「それにお前はデータで、また俺が来るって知ってたぜよ」


俺のところに来るのは全然構わない。むしろ、柳生に対して優越感さえ持てる。
しかし毎回柳生の話ししかしない彼に呆れる。
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