Novel2

□休暇
1ページ/2ページ

今は2時間目の授業中…
エルもスパーダもいないし生徒が入ってくる事も少ない。

ジェイドはこの時間が1番好きだった。
理由は
寛げるから。

やらなければならない事務的作業は1時間目までに終わらせてある。

ジェイドは事務椅子から立ち上がりベットへ移動した。
休み時間になるまで30分はある。
仮眠をとろうとベットに潜り込む。

うとうとし始めた頃にガラガラと保健室のドアが開く。
ジェイドは居留守使ってやろうと布団を頭からかぶるといきなりカーテンが開けられ布団を剥ぎ取られた。

「返してください…」
せっかくの仮眠時間を邪魔されかなり不機嫌である。

「ふ…居留守など浅はかな原界人が考えそうなことだな」
「そういう貴方はマナーがなってませんよ?」
ジェイドは不機嫌であるため嫌味にも磨きがかかる。
「というより原界人とはなんですか?そのような単語は私の辞書には存在しないのですが。それと布団を返しなさい」
といいながらクリードから布団を取り返し寝ようとする。

「客人をぞんざいに扱うとはさすが野蛮な原界人だな」
ここまで絡まれては覚醒してしまいジェイドは起き上がりベットに座ってクリードと向かい合う形になる

「うるさいですね。野蛮と言われるのは私も気が済みません。用件だけは聞いて差し上げます」
「貴様のその態度は気にいらんが…」
「貴方に気に入られようと思っていませんから。それより用件を言いなさい」
「カルデニアを…」
「却下です」
とジェイドはあっさり切り捨て寝ようとする

「まだ最初しか言ってない」
「その最初の単語が訳がわからないんですよ。私の住む世界にはありませんから」
確かにオールドラントにはない。
「当たり前だ。貴様ら原界人にこのようなものを作るのは不可能だからな」
「サンダーブレード!」
ついにジェイドはイラッときたらしい。
マーキングで保健室は無傷である。
「それほどお暇でしたら私が構って差し上げますよ」
といいジェイドはコンタミネーション現象で槍を出す。
そろそろ我慢の限界だったようだ





次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ