Love Game

□部活
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(仁王side)



今日は成澤が男子テニス部に見学に来る日ナリ。
今は授業中じゃが、ブンちゃんはかなりソワソワしとる。






キーンコーンカーンコーン…







丸井「よしっ!!部活だぜぃ!!」


唯「うるさい、デブン太!!


丸井「今日は静かにしてらんねーぜぃ!!なんてったって、成澤が男子テニス部を見に来るからな♪」


唯「へ??そうなの??」






唯に声をかけられた成澤は、教科書などを鞄にしまいながら顔を上げる。







成澤「あ、うん。みんなのテニスが見てみたくって!!」


唯「ダ、ダメよ!!あんな狼だらけの場所にこんなに可愛い成澤が行くなんて…!!」


成澤「狼??」


仁王「唯、成澤は俺が守っちゃる。心配はいらんよ。」


唯「お前も狼の一匹なんだよ。


仁王「ひどいのぅ…俺は羊さんなんじゃけどな…」


唯「黙れ。


丸井「俺も羊さ「黙れ、子豚。」ひでー!!!!;」


唯「だから豚じゃなくて可愛らしく子豚にしてあげたじゃない。」


丸井「あんまり変わんねぇよ!!;」


成澤「フフッ…唯ちゃん、大丈夫だよ。みんな優しくて良い人達だから。」


唯「で、でも…;」


仁王「唯、お前さんバスケ部行かんで大丈夫なんか??そろそろ部活始まるぜよ。」


成澤「唯ちゃん、私は大丈夫だからバスケ部頑張ってね!!」







唯は俺を睨み舌打ちをして渋々部活に行く身支度を始めた。







唯「成澤、いい??何かされそうになったらバスケ部まで聞こえるくらい、大声で叫ぶのよ!!」


仁王「テニスコートと体育館、学校の敷地内で端から端まで離れとるから、無理じゃろ。








唯…こいつバカじゃろ。
時々、真剣にそう思う←







唯「うっさい!!仁王のバーカバーカ!!エロ師!!丸井デーブ!!」


仁王「エロ師って何じゃ。詐欺師って言いんしゃい。」


丸井「おい!!ってゆうか最後の一言いらねえだろぃ!!俺とばっちりじゃん!!」







ブンちゃんの叫びを無視し、唯は暴言を吐きながら部活に向かった。
やっと邪魔もんがおらんなったのぅ…
騒がしいもんがおらんなったと思っとると、唯と入れ違いに走る足音が聞こえてきた。






バタバタバタ…







赤也「成澤先輩〜!!」


成澤「あ、赤也〜。」


赤也「成澤先輩を迎えに来たっスよ♪」


仁王「来んでもええのに…」


赤也「ひど!!」


成澤「も〜、雅治!!すぐ赤也苛めるんだから…よしよし♪」


赤也「成澤先輩〜!!(泣)」






成澤は赤也の頭を撫でて笑っている。
…成澤、赤也に甘くないか??
ま、年下の特権ってやつかのぅ…







丸井「おい、赤也!!成澤にくっつきすぎ!!もう行くぜぃ!!」


成澤「うわっ!!ブンちゃん引っ張らないでよ〜!!;」







ブンちゃんは成澤の手を取り走り出す。







赤也「あーっ!!丸井先輩ちゃっかり手繋いでる!!」


仁王「成澤、廊下走ったら先生に怒られるぜよ。こっち来んしゃい。」


成澤「あ、本当だ!!」


丸井「あ゙!!仁王卑怯だぞ!!」


仁王「…プリッ。」








俺達は部室までの道のりを大騒ぎしながら移動した。




部活、頑張らないかんのぅ。
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