Love Game
□ジャクソン
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(仁王side)
唯「ひろくん!?」
丸井「ひろくん…??」
唯はレギュラー達の方へ走って行く。
ひろくん…??
って、待て待て!!
もしかして…
唯「ひろくん!!久しぶり〜♪」
唯はある人物に飛び付く。
そいつは少し頬を赤くしとったが、すぐに平静を装った。
柳生「唯…!?」
唯「そうだよ!!うわぁ〜!!背、伸びたね〜!!」
柳生「唯は相変わらずですね。」
唯「ひ、ひどいっ!!」
幸村「2人で盛り上がってないで説明しろよ、この似非紳士。」
…俺が言いたかった事を代わりに幸村が言ってくれた。
笑顔やのに、言葉遣いが悪かったんは気のせいか??
柳生が微かに震えとる。
柳生「…コホン。私と唯は幼馴染みなんですよ。」
全員「幼馴染み!?」
仁王「柳生。俺そんな話、一度も聞いとらんぜよ。俺らの仲やのに、冷たいのぅ。」
柳生「仁王君、あなたにだけは絶対に言うつもりはありませんでしたよ。大切な幼馴染みに手を出されては困りますからね。」
仁王「…プリッ。」
長い間ダブルスパートナーやっとるんに、冷たい奴じゃ。
ところで唯、柳生にくっつきすぎじゃろ。
結花「唯!!こっちおいで〜!!」
唯「え〜、やだ。」
柳生「唯、離れたまえ。」
柳生がそう言うと、唯は不満げな顔で結花の元へ行った。
柳生の言う事は素直に聞くんじゃな…
なんかムカつくのぅ。
後で柳生しめるとするか←
柳生「唯、彼らは男子テニス部レギュラーメンバーです。仁王君と丸井君と真田くん、幸村くんは知ってますね。」
唯「あ、赤也くんも知ってるよ!!」
唯は赤也にブンブンと手を振る。
…赤也が嬉しそうにニヤけとる。
気持ち悪いのぅ。
柳生「では、他のメンバーを紹介します。彼は柳君。」
柳「柳蓮二だ。よろしく、成澤唯さん。」
唯「何で私の名前…」
仁王「こいつがストーカーじゃよ。」
唯「えっ!?;」
柳「なっ…スト…!!」
仁王「唯、危ないからこっち来んしゃい。」
柳には悪いが、ライバルは少ない方がええからのぅ。
早めに手を打つ。
柳生「唯、仁王君も危ないですよ。」
幸村「柳生も危ないよ??」
柳より危ないのがおった…!!;
幸村はさりげなく唯を抱きしめとる…
一番怖いんはこいつか…!?
柳生「ゆ、幸村君、唯を離したまえ!!;」
幸村「え、何、よく聞こえないなぁ。」
真田「幸村、成澤を離…「お前柳生と同じ事言ってんじゃねーよ。空気読めよ。お前の顔面グリップで巻くぞ。」す、すすすすまん!!;」
幸村、グリップは真田の顔面巻く為のもんじゃないぜよ。
ジャ「俺はジャッ…」
唯「あ!!なんだっけ…ジャクソン桑田??」
ジャ「違う!!」
見事な唯のボケと、見事にジャッカルの即答。
まぁ、あえて皆は突っ込まずスルー。
ジャッカルがイジられるんはいつもの事ナリ。
唯「幸村君??///」
幸村「何??」
唯「ご飯食べるからそろそろ離して??;」
幸村「フフッ。仕方ないなぁ…」
結花「仕方なくねーよ!!唯、危ないから早くこっちにおいで!!」
確かに幸村は危ない…
というかまだ抱きしめとったんか…!!
柳も唯を観察してノート書いとるし…
ここに連れて来たんは間違いじゃったな。
柳生「唯、私の隣で昼食をとりたまえ。」
唯「わ〜い♪」
仁王「じゃあ唯の反対隣は俺じゃな。」
赤也「あーっ!!仁王先輩ずるいっスよ!!」
丸井「俺が隣だろぃ!!」
結花「デブとワカメは黙ってろよ。」
丸 赤「ひ、ひでーっ!!(泣)」
その後も結花はレギュラー達をイジり倒した。
主にブンちゃんと赤也を中心に。
ブンちゃんと赤也は可哀想じゃが、唯が楽しそうに笑っとるからいいとしよう。
ま、驚く事もあったが、俺達はやっと昼食をとり始めた。