07/25の日記

10:08
近況報告
---------------
皆様、お久しぶりでございます。管理人の美月です。

愛犬病気の報告から、約3ヶ月が経過しました。ずーっとサイトを放置していて申し訳ありません。それにも関わらず、多くの方々がサイトに訪問して下さっていた事に感謝申し上げます。やっと、落ち着いてきたようなので、近況報告を致します。


(長くなります。興味の無い方はスルーして下さい。)


4月末にMRI,CT検査を受け、手術可能な場所に腫瘍があるとの事で、5月GW明けに、肝臓腫瘍摘出手術を行いました。手術は無事成功し、ひとまず安心。


しかし、その数日後…突然、右後ろ足が腫れてきたので、地元の病院で診察。高熱及び、痛がって立てなくなっていた為、一応、注射と痛み止めのお薬を処方してもらいました。「もしかしたら、ヘルニアかも知れない」の一言に不安になりました。近々、抜糸の為に、再び札幌近郊の大学病院へ行くことになっていたので、ついでに精密検査をしてもらうことにしました。その際、大学病院の先生から「瞬きが少ないのでは?」との指摘を受け驚きました。


最悪の場合、脳に異常があるかもしれないからと、再び精密検査を受ける為に全身麻酔をする事に…。


余談ですが、腫瘍の大きさは1s弱あったそうです。摘出した物を見せてもらいましたが、あまりにもグロテスクで、肝臓は赤いと思っていたのに、白いベージュ系の…想像以上に巨大な塊に言葉を失いました。

「…ッ!!?わぁぁぁぁ……ぁぁ…!(だ、誰の脳みそ?!チンパンジーの脳か?!)」って感じでした(笑)


摘出した腫瘍を病理検査にかけたところ、やはり悪性腫瘍、つまり癌でした。でも、ほかの臓器などに転移をする最悪の型の腫瘍ではないそうで、どちらかと言えば、悪さをしない良い型の腫瘍らしく(笑)先生からは「再発はまずないだろう」とのこと。


その一言に喜び、安堵しました。ヽ( ̄▽ ̄)ノええ、それはもう、心の中で万歳三唱しましたとも(笑)


しかし、そんな喜びも束の間…今回受けた精密検査の結果の説明を受けました。「特に脳に異常は見られないし、外耳炎など耳の機関にも異常は見られませんでした。」その説明を受け、ひとまず安心…と思いきや、突発性の右顔面神経麻痺と、免疫介在性疾患関節炎との診断を受けました。原因は不明…。


まず、顔面神経麻痺は、瞬きが出来ないので、目が乾きドライアイや炎症を発症する。口元もしまりなく緩んでしまい、食べ物も上手く食べられなくなり、結果、食欲減退するかもしれない…。毎日、朝晩の軟膏と点眼薬は頻繁にさすようにとのこと(´;ω;`)


免疫介在性疾患は、本来、体の外から入ってきた外敵(細菌など)を攻撃する為に免疫機能が働き抗体を作り、敵を攻撃して体を守るものなのに、突然、その免疫機能そのものが異常を起こし暴走をはじめ、自分の細胞組織を攻撃してしまうという厄介な病気。うちの子の場合は、足の関節を攻撃され、クッションの役割を果たす大事な細胞が破壊されているとのこと(涙)本来、関節を保護するように、ネバネバ粘度のあるべき液体が、サラサラの状態になっていて、それにより関節が炎症を起こしている。足の腫れも、突然の高熱も痛みも、恐らくそれが原因…。


(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)



そこで改めて、手術に堪えた愛犬の姿に涙がでました。こんな小さな体に、どれほどの負担とストレスをかけてしまっていたことか……。この短い期間内に、全身麻酔を3回。お家から6時間もかかる遠距離の見知らぬ病院での手術と入院。体の負担だけじゃなく、精神的にも大変だったよね…。ゴメンよ…。と申し訳ない思いで一杯に…。


それから約1ヶ月間は、もう食欲減退する一方で…。ついに何も食べなくなり、痩せ細って、見ているこっちも辛いほど…。もうね、お肉でもクッキーでも、何でもいいから、とにかく何か食べて!!と祈るような想いで色々手を尽くしました。夜になると発熱を起こし苦しそうにするので、ほぼ付きっきりで看病する日々が続きました。


6月に入り、私の介助付きではあるものの、缶詰めなら時間をかけて少しずつ食べられるようになった頃、未だ暴走を続ける免疫を抑制する為に、ステロイド系の強い薬を飲むことになりました。副作用として、水を多く飲む為に多尿となる。筋肉が萎縮する。肝臓に負担がかかる。白血球が増える等々、ハッキリ言って、体にとって良くない薬。(でも、即効性のある効果的な薬)普通の子でも辛いのに…肝臓の一部を摘出したばかりのうちの子には、かなり危険を伴う治療のようで(涙)毎週、血液検査を行い、その数値を見ながら薬の量を慎重に決めるという徹底ぶり。


ステロイド系の薬は即効性があるので、飲むと凄く元気になり、シャキシャキと歩けるようになります。しかし、副作用が強いのが厄介…。人間にも処方される薬ですが、本来は絶対に飲ませたくない薬。


なので、一日でも早く薬の量を減らし、飲む頻度も減らしたい……。


先生から「だいぶ元気も出てきたし、数値もいい感じだし、薬の量を減らしましょう」「飲む期間を1日置きにしてみましょう」…と言われ挑戦するのですが、深夜に突然、発熱を起こしたり、痛がったりしてしまい、その都度、先生と連絡を取り、薬の量を元に戻す、毎日の投薬に戻す等、試行錯誤の繰り返しが続きました。


そして、やっと1日置き投薬が安定してきた頃、再び事件が勃発…!?


ある日、目が痒かったのか、愛犬が自分で目を引っ掻いてしまったようで、朝起きたら、角膜裂傷を起こしていました。病院での診断は…まだ、完全に破いてしまったのではなく、薄皮一枚残っているとのこと…しかし、これ以上擦ったりしたら、目の中身の成分が飛び出てくる…と((((;゜Д゜)))「ホントは瞼を縫いたいところだけど、今の状態では…危険だから。」と先生も頭を抱えるほど。


慌てて、エリザベスカラーを購入し、首に装着させ、二種類の点眼薬と軟膏。それと、目の炎症を抑える為に、抗炎症薬も投与することに…。


もはや、薬漬け…((((;゜Д゜)))


もうね、なんで次から次へと色々起こるのさ!?…って、発狂したくなるくらい、色々な事がありました。ええ、手術後から色々と…ね。( ̄ω ̄;)


エリザベスカラーを着けたことで、歩きずらいわ、物にぶつかるわと、邪魔だわと、犬生活に支障をきたした愛犬は、意気消沈してしまい再び食欲減退に…。


今月に入り、介護も約2ヶ月が経過…。仕事と家事と介護…もはや、私の気力も体力も限界になってきた頃、やっと愛犬の病状が落ち着いてきました。ヽ( ̄▽ ̄)ノ


体重も元の14sまで戻り、やっと普通に歩けるようになって、安心していたのも束の間、先生から「数値的には問題ないが、もう一ヶ月以上、ステロイド系を大量(体重に対して制限ギリギリ)に投薬しているから、そろそろ離れるようにしないと…。肝臓って、平気そうにしていても、突然ガタッとなるから、それが心配で…。」との説明があった。少々無理やりでも、即効性のある強いアザプトプリンから、即効性はないが、体の副作用が少ない薬であるシトロスポリンに変更することにしました。それと、顔面神経麻痺にいいとされるビタミン類も、この頃から投薬開始。


シトロスポリン…副作用として、吐き気、下痢など消化器系の副作用がある。体にとって悪い薬ではないが、それに伴い食欲減退するかもと…。


しかし、薬を切り替えて一週間が経過しましたが、今のところ副作用はありません。うちの子には合っているのか、発熱もなくなりましたし、何より以前のような元気な様子を見せるようになりました。


顔面神経麻痺の方は、まだ瞬きは出来ませんが、ピクピクと目の周辺の筋肉が反応を見せるようになりました。コーギー特有の大きな耳は、 ふうっと息を吹き掛けると動くようになりましたし、口元もだいぶ引き締まってきたようです。自力で、カリカリフードも食べられるようになり日々、回復の兆しを見せています。(  ̄▽ ̄)


だいぶ回復してきたので、今度は角膜裂傷の治療をはじめることになりました。今までは、体が弱っていた為に治療が出来ない状況でしたが、これ以上、放置するのも危険だと言うことで、急遽明日、目の手術をすることになりました。


色々な病気が重なり、なんとも落ち着かない日々ですが、管理人は何とか頑張っておりますので、どうかご安心下さいネ☆


長々と書き連ねましたが、以上が今までの経過と現状報告です。長い駄文を最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ