Suzu

□Chapter 2
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煙草の匂いの涼。悠也はいつも俺の前で煙草吸うな!って怒っていて、でもそのやり取りが好きだった。
同じ時間を歩んできたから、涼の仕草一つ一つにも悠也の欠片が見え隠れ。一緒にいることがお互いの傷を広げ、そして癒し、また広げているのに離れられずにいる。


何度体を重ねれば涼を愛することが出来るのかな?何度あたしの体に涼が刻まれれば悠也を忘れることが出来るのかな?

誘うようにあたしはタバコを消した涼の上に乗る。頭の中の悠也を振り払うようにあたしから涼を埋めていく。

 こういう時の涼は何も言わない。あたしが何も考えないで快楽だけを追えるように、あたしのイイところを下から攻め続ける。

揺さ振られる体。真っ白になるまで同じ問だけが頭を巡る。


どうして繋がっているのは悠也じゃないの?
繋がっていたかったのは悠也だったのに。







































 答えなんて必要ない。答えを求めることもない。
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