骸さん、大好きです。
□一番好きなもの
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突然俺の家にやってきて、骸は新聞の落ち込みチラシ(庶民的だな)を俺に突きつけたのだ。
「ほらほら、入りますよ!」
「うん、わかった。わかったから落ち着け。」
「クッフフー♪」
いつも誰かどっかを睨んでいるような骸の色の違う両の瞳は、
・・・目の前のチョコレートに奪われて、
・・・さらにいつも不機嫌そうな顔は、
・・・子供みたいに(15歳は子供か?)無邪気に笑っていた。
一度リボーンとか獄寺君に見せてみたい。
多分やったら半殺しかなんかだろうけど。
「お楽しみくださいー」
ゲートのお姉さんに笑顔で迎えられ、
思わず(多分ノリだろう)骸も笑顔で
「ありがとうございます」
とか言っていた。
お姉さんのほっぺが赤くなったとか俺は気にしてなんかないんだからねッ!
中には、チョコレートの歴史とか(骸は熱心に読んでた。俺は骸を見てた)
日本におけるチョコレートの役割とか(ここら辺はスルーだった)
世界のチョコレート会社のいろいろとか(全部食べてみたいとか言ってた。俺は胸焼けした)
喫茶コーナーとかがあった。
もちろん俺は骸に連れて行かれた。