骸さん、大好きです。
□暇つぶし・前編
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「は、・・・・何を言ってるんですか」
「んー?あのさ、俺、母さんたちに、ちょっと山本の家に泊まってくるっていってあるんだー」
ニコニコと笑うそんな姿、見たくもない。
僕が乗っ取りたかったボンゴレ十代目は、・・・・
「でもね、ホントはここに居るし、学校にも行ってないから、・・・母さんたち怪しんでるんじゃないかなと思って!」
「・・・それで僕が、あなたを誘拐したといえば・・・」
「うん!ショタ誘拐の完成だね!」
ずいっとピースサインを向けてくる。
ウインクのおまけ付き。
「俺もここに居るだけじゃつまんないしね、骸も俺とここに居るだけじゃつまんないでしょ?」
「・・・・そうでもないですが・・・」
「あ、そうなの?
・・・でも、俺はつまんないんだ♪
もし俺を誘拐したら、縄でも手錠でもなんでもしていいから、さ」
別にそんなことは望んでいない。
僕が欲しいのは身体だけだ。
そんなココロのおまけつきじゃなくて。
「・・・イヤです。
何で僕が、マフィアの遊びに付き合わなくてはいけないんで「カンタンだよ」・・・」
ボンゴレは僕のセリフをさえぎった。
「お前は俺の守護者だろ?」
(守護者になんてならなければよかった)