骸さん、大好きです。

□ばれんたいんでー。
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[ムクツナ]
結構ラブラブ!

―――――――――





「綱吉君!」

後ろから、骸の声がした。
「あ、俺、今お前に・・・。・・・・・!」

・・・・。
腕で大量の包みをもちながら。
・・・・バレンタインのチョコですねわかります。









「綱吉君?」
「・・・・・・。お前今、幸せだろ。」
「おや。よくわかりましたね。」

でーすーよーねー。

初めて黒曜であったときから、こいつとかかわるようになってから、俺は知った。






「チョコのにおいに包まれてサイコーです!」
「だろうな!」

大のチョコレート好き。

一年で一番好きな日は、自分の誕生日。
二番は今日。
三番はハロウィン。



「・・・・どこのこどもだ!」
「ひぅ!?」

思わずどなってしまう。
身長が俺よりも高い骸がびっくりするのを見るのはとっても気持ちいいなオイ。


「えっとですね、チョコの香りがとっても気持ちよくてこのまま帰ってしまいたいんですけれど、そういうわけにもいかないので今渡したいと思います綱吉君、僕の心と愛を詰め込んでみましたもらってください。」
「・・・・あ、ありがと・・・。」

両腕に余るほど持っていたチョコを全部持っていた袋の中にうつし、その袋の中に入っていた包みを俺にくれる。
ってか最初からそうしておけよ。

「チョコの香りn「わかった。でもそれは毎年もらえない俺たちへのいやみとしかうけとれない。」
「・・・・・え?毎年もらってないんですか?」
「黙れ。」
「綱吉くんならいっぱいもらってると思ったのに・・・。」
「うるせぇ」
「でも今年はもらえたでしょう?」
「・・・・・!」

ニッコニッコと俺を見る骸。

「しかも本命ですよ本命。よかったですねー!
 僕もうれしいです!」
「お前だろわたしたの・・・。」

苦笑いをするしかない。

「あ、そうそう。俺も。」
かばんからチョコをとりだす。
「お前なんか、どうせ本命なんてたくさんもらってるだろうけど。」
骸は両手で受け取る。
「ありがとうございます・・・!くふぁ・・・!」
「・・・・・なんだくふぁて。」
「いえいえ、このあったかくてくすぐったい気持ちなんでしょうね!くはぁっ」
「なんぞww」
「いやー、本命にチョコ渡せるし本命からチョコもらえるしで今年はうれしいですねくふぁ!」
「だからくふぁてww」

まぁ、きもちはわからなくもないけど。
まぁ、この気持ちはくふぁとしか形容しがたいけど。

「「くふぁ・・・・・。」」
「もうあれだよな、くふぁだよな・・・。」
「ええあれです、くふぁです。」


そんなわけで俺は、くふくふな気持ちのまま帰路についた。
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