骸さん、大好きです。

□片思いサンバ
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「おはようございます、綱吉君。」
「あ、おはよう、骸。」

朝、目が覚めて真っ先に見れるのが好きな人という、とってもすばらしい境遇の俺。
まったく自慢になる話だけれど、自慢するのにはちょっと覚悟が必要な境遇の俺。

だって骸を好きな人なんて、この街には何人もいるのだから。
だってホモだなんて知って、引かない人間が、この街に何人いるのか知らないのだから。

こんなに大好きでしかたないのに、彼はいつも俺をこう呼ぶ。

「僕の嫁!」

にっこり笑顔の悩殺スマイルで。
この悩殺スマイル、何とかなんないのか。
もちろんこれはただの呼称で、彼がホントにそう思っているわけがない。
だって骸は、


オタクなのだから。
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