骸さん、大好きです。

□この気持ちは、
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この気持ちはなんなんですか。

イライラする。
あぁ、あぁ。

こんなの、初めてじゃないですか。
初めてですよ。

この気持ちはなんなんでしょう?

あの人を見るたびに、



足の裏から。

お腹へ、

胸へ、

そして喉へ。


何かをたまらなく叫びたい衝動にかられる。



イライラする。
イライラする。

僕にわからないことがあったことに驚きと苛立ちを感じる。

新鮮といえば、新鮮だ。

知らないことなどほとんどないこの人生は、退屈だったから。

(・・・・まぁ、日本がここまで進歩するとは思いませんでしたが。)


この気持ちは。

なんだろう?

彼を見るたびに感じる。


彼の栗色のふわふわした髪を見るたびに

彼のオレンジの瞳を見るたびに

彼の瞳に、見透かされるたびに。


苛々、する。

もどかしい。


声にしたい叫びが、
何を叫べばいいのかわからずに止まる。






彼の指が、僕の腕をつついた。

喜びと、悲しみと。

苛立ちで、しかし安らいで。

怒り。

そして憧れと、恋情が、


隠れていた。




心のダムにせき止められていた
とめられ渦巻き鬩ぎあっていた

なのに
今、あふれようと、している・・・・・?


この気持ちは、なんでしょう?

僕の喉が、叫びたがっていた。




愛して、る?



声にならない叫びとなって

こみ上げる

この気持ちは、恋、ですかね・・・・。
 

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