一ヶ月前…
あの人に会ってから
私の人生は
大きく変わった。
「おめぇ 大丈夫か?;」
『ん…?ココ…どこ?』
私は確か、
パオズ山に住んでるおばあちゃんに用があって…
…熊に襲われそうになって 気絶した……のかな…?
「ココはオラんチだ!! …おめぇ、道で倒れてっからよ、オラびっくりしたぞ!!」
『あ、ハハハ…っ;』
な、何笑ってんだ自分!!;
いや…でも助けてくれたんだし、お礼言わなきゃ!
『あの、本当にありがとうございました!…ご迷惑お掛けしたようで…』
「いや、いいんだ!! それより 無事でよかった…」
『ハイ…丈夫なんで!』
「ハハハッそうか!」
…ぅわぁ…!////
…この人、笑顔が凄い眩しい…。
純粋で 子供みたいな…
「ん…?オラの顔になんか付いてっか?」
『いえ!何でも…!;』
それに 田舎訛り…。
きっと、ずーっとこの山で暮らしてきたんだろうなぁー…。
…深く考え過ぎたかな;
『!!…私、用があったんだッ!……すみません、今日はこの辺で;
また、お礼に来ますから!!…では;』
…ぅわぁ!もう5時!?
急がないと!!
ってか 焦って…
私みっともない…;
「気をつけろよー!」
『ハイ!』
ガチャ!
『では…!』
「じゃあな!」
………ピタッ!
「どうした?」
『…えっと、あの、名前は?』
「孫 悟空だ!!」
『ありがとうございました!!』
ビューン!!!
「おもしれぇヤツだったなぁ…」