小話☆
□勝負
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☆勝負
BSR伊達主従と真田主従。
ほぼ会話のみ。
「次は某が勝つ!!」
「何やっても俺の勝ちだぜ､真田幸村!!」
「次は負けぬぅぅぅ!!!」
「よくまぁ熱くなれるよねぇ｡
ただでさえ暑くて参ってんのに｡あ､どうぞ」
佐助は隣の者に酒を注ぐ。
「悪いな｡まだまだ若いってことだ」
隣の者――片倉は注がれた酒を喉に流し入れた。
「片倉の旦那、年寄り臭いよ」
「俺ぁまだ三十路手前だ」
「あ!!それ俺様のたこ焼き!!」
「二刀流でごさる!!」
「甘いぜ､こっちは六当流だ!!」
「本当、暑いねぇ
たかが金魚すくいであそこまで熱くなれるなんてある意味尊敬」
「その前は射的で射的の前が投げ縄」
「しかも伊達の旦那の圧勝。
真田の旦那､今回は勝てるかなぁ｡
ん、この焼きそば美味い､さっすが前田家の奥方まつ様だねぇ」
「このイカ焼きも美味いぞ｡長曽我部が今朝捕った新鮮なイカだけはある」
「佐助ー!!遂に俺が勝つぞぉぉぉ!!」
「Shit,まだ勝負はついてねぇ!ラストスパートだ!!」
「負けぬっ!!お館様ぁぁぁぁ!!!」
「元気だねぇ」
「元気だな」
ある祭り風景。
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夏って言ったら祭りかなと。
祭りでばったり政宗と幸村は出会い勝負。
それを遠くから屋台で買った食べ物と酒を囲んで見守る保護者二人。
H22.8.6