忍たまテキスト6

□学年
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「せんせ、オレが二年生になったらせんせも二年は組の先生なの?」
「そうだ。六年生までの付き合いだ」
「オレ、先生担任じゃなくなっちゃうのかと思った」
「普通の学び舎と比べれば珍しいケースだな。忍術学園の担任制は。だが俺は一番効率のよいやり方だと思うな」
「ずっと一緒にいられるから?」
「もちろんそれもあるが、一年生の時期からお前達の事を見てきたから考え方や個性や能力に合った勉強の教え方ができる。せっかくお互い理解を深められたのに二年生になっていきなり担任を外されてしまったらまた生徒達を理解するところから始めなければならないだろう?」
「うん、そりゃ面倒だ」
「一年間も付き合えば生徒の癖や微妙な心の変化も分かるようになる。お前達との信頼関係ももっと築きたいしな。一年間で変えてしまうのは時間が全然足りない」
「言われてみればオレも皆と一年で別れちゃうのは嫌だなあ。まあ学園にいればいつでも会えるけどさ」
「そうだな。学園長もそこを考慮してくれているのは大変ありがたいな」
「でもさ、先生と生徒があんまり仲良くないところは早く変えたいって思うだろうね。必ずしもは組みたいにうまくいってるとは限らないし。い組だって安藤先生にずっと教えられたら毎日勉強ばっかで気が抜けないじゃん?」
「そうだなあ。まあ安藤先生も生徒達に勉強を強いてるわけじゃないから、そこは上手くバランスは取れてるんじゃないのかな?」
「んー、そっかあ」
「それに、忍術学園の教師は忍者の中でもベテランばかりだ。相手の能力を読み取るのにはそこらの教師よりずば抜けている。その点では安心していいぞ」
「松千代先生…」
「う…いやあ…きっと松千代先生は普段はああだけど教え方はさぞ素晴らしいことだろう…」
「斜堂先生…」
「し…斜堂先生も、きっとそうさ…」
「忍術学園って、ちょっと個性的すぎる先生が多すぎな気がする」
「…俺もそう思う。まあ、それでこその忍術学園…なんだろうさ」
「そうかなあ…」








…………………………
げんこの合間に打ち込んだのでちょっと日本語おかしいかもしれませんが…。
でも、日本の教育制度もこうしたほうがいいと思いました。

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