天辿翼詩〜記憶辿り〜
□舞い降りた少女
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「しっかりしろ!」
どうやら意識がないらしい
白銀の髪、見たことのない服装をした少女
基、光の落ちた場所にいたことが謎になる
「まさかさっきの光はこの娘でしょうか?」
「人間が光り輝きながら空から落ちてくるなんて有り得んだろ」
「しかし、そうとしか考えられません」
「とりあえず国に戻ろう。また襲われたら厄介だ」
もう一度少女を見る
白い肌、白銀の髪、見たとがない服装
全体を言うと白い少女
「ずっと海を漂流していたか、或は…」
謎は謎を呼ぶ
空から落ちた光に助けられ、光の落ちた場所に少女一人
「皆、帰国する!」
甲板に寝かされた白い少女
何隻の船が国に向けて進む
波は静けさを取り戻し、風も緩やかに流れる
「夕刻には着くだろ」