NEWStory 2


□CM撮影日
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「まっすー、可愛い。」


と小山。


「小山、錦戸くんが…。」


と、いつの間にいたのか、シゲがボソッと言った。


「えっ?」


言われて錦戸を見ると、物凄い形相でこちらを睨んでいる。


「そんなに睨まなくても…。」


「錦戸くん、心配しなくてもいいですよ。どうせ小山なんか、山下くんしか見えてませんから。」


助けているのか、けなしているのか分からない言葉で、シゲは小山を援護した。


とたんに、錦戸はニンマリ笑っているし、小山と山下は照れて、


「シ、シゲ。」


と、2人で言っている。


「そうやったな、すまん、すまん(笑)」


「シゲ、おまえだって手越しか見えてないくせに、よく言うよ。」


と、小山が反論する。


「えっ?俺は…。」


シゲが戸惑っていると、


「ねぇ、シゲ。ホント?」


と、手越は、ひとり嬉しそうにしている。


「シゲ、答えてよ。」


「たとえ、そうだとしても、ここじゃ言えないだろ?」


「えー!?…ケチ!」


「あっ…」


「プッ。シゲのヤツ、手越を怒らしたよ。」


と、小山は言った。


「(笑)。シゲ、アホや(笑)。」


「どうすんだろうね、怒らしちゃって。」


と増田。


「でも、あれは…言えないよね、よっぽどキザなヤツじゃないとさぁ。」


山下はシゲに同情した。


「2人っきりでも…言えないかぁ。」


と小山。


「今日一日、楽しみやなぁ。」


「リョウちゃん、面白がってるよ。」


「ええやんか、たかひさ。どうやって仲直りするか、見てるわ(笑)。」


「っていうかさぁ、そろそろ衣装に着替えないと…。」
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