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□after party
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「あの…錦戸くん…僕たちって、付き合うことになったんですか?」
さっきはそんな話まではいかなかった気がする増田。
「えっ?あぁ、いま決めた。嫌なん?」
シレッと言う錦戸。
「い、嫌じゃないです!…、でも…なんで?」
と不安になる。
「さぁなぁ、なんでやろ?気づいたら…ゆってた。」
ガチャガチャとテーブルの上の皿などを片付けながら続けた。
「手越が言うてたことが、ホンマにそうなんやったら、まっすーがその人かも分からんからな。…。それに、手越が好きなんかなって思ってた。」
一緒にテーブルを片付けていた増田は
「それはないですね。手越は…なんて言えばいいのかなぁ…メンバーだけど、友達みたいな感じ。」
「そうなんや…。一番最初、まっすー見たとき、かわいいなぁ思て見ててんで。」
少し、はにかんだように錦戸が言った。
言われた増田は真っ赤になって下を向いている。
「あかん!急に恥ずかしくなってきた。はよ片付けよ?」
「うん。」