NEWStory 2


□コヤシゲとテゴマス
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今日は打ち合わせが入っている。が、ツアーの打ち合わせではなく、新曲の打ち合わせ。


しかし、打ち合わせを始める時間が午後からなので、わりと余裕がある。


小山は当然、山下といたかったが、山下に仕事が入っていた。


一方、シゲはというと、手越が恋人を差し置いて増田と会っている。理由は、一昨日、やり損ねたカラオケである。


することがない2人は久しぶりに買い物をしようということになった。


「買い物はちょくちょくしてたけど、シゲと行くのは久しぶりだよな?」


「うん。今んとこ、大事な恋人がいるわけだし(笑)。小山はラブラブだろ?」


「(笑)。まぁね。おまえだってそうじゃんか。あんな可愛い手越とラブラブで(笑)。」


「おいおい!今のは問題発言だぞ!山下くんに言い付けるからな?」


「それはやめてくれ!そういう意味じゃないって。なんていうんだろうなぁ…。あっ、弟みたいな感じっていうの?そういう可愛さだよ。」


「ホントだろうな。おまえが横恋慕したって絶対に渡さないからな。」


「しねぇよ!間違っても。っつうかさぁ、どこのショップからまわる?」


「とりあえず、手前から行けばいいんじゃね?」


「どこのパーキングに入れよっかな…。あっ!テゴマスだ。あいつら、こんなとこにいたよ。」


ちょうど目の前の信号が赤になった。そのすぐ近くの歩道を、テゴマスはのんびりと歩いていた。


小山が短くクラクションを鳴らし、助手席に乗っていたシゲが、窓を開けて手を振った。


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