augurio
□お祭りは騒いでなんぼ
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「そうだ…
アヤちゃん、姉上からの伝言で、明日うちに来てほしいらしいんですけど…」
『…え?妙ちゃんから?』
#14 お祭りは騒いでナンボ
今日は金曜日……の放課後。
私は今日、新ちゃんくんと日直でして。
『明日かー…なんもないな…
ごくろうであった、新ちゃんくん!』
「そろそろ普通にくんに定めてもらえませんかね。」
このように楽しく日直進めさせてもらってます★
え?不満が聞こえるって?
気のせいじゃないかな?
「気のせいじゃないですよ!?」
『何の用だろー…』
「無視!?」
明日?
明日って何かあったっけ…
遊ぶのかな?
「なんか、花火大会みたいだね。」
『花火大会?』
「うん。」
『あー…観覧版に書いてあったっけ…』
あんまりイベント項目見ないんだよね…
なんか…参加したくない←
だけど、その花火大会と妙ちゃんの家と何の関係が…?
まあいいか。
「明日の4時くらいに、らしいよ。」
『朝の!?』
「そんなわけないでしょ!?午後に決まってるって!」
妙ちゃんの家は、前に総悟くんの家に行く途中、彼が教えてくれたのをおぼろげに記憶している。
うん、鮮明ではないんだ。
確かすごい大きな家で、目を引いた…ような?