augurio

□黒くなる方法
1ページ/3ページ




『あ、おはよーっ総悟くん!』

「あ、おはようごぜェます。」






朝、下駄箱で総悟くんを見つけて挨拶。
総悟くんも返してくれた後、彼はじぃぃとこちらを見つめてくる。
何か用ですか?






『えっと………何?』

「………いや、別に……」




そういうと、スタスタと歩いていってしまった総悟くん。
え、本当になんなの?







時間は早くも流れて昼休み。

いつもみたいに神楽ちゃんたちと教室で食べる。
だって雨降ってるし。
あーそういえば昨日は天の川見れなかったなー七夕だったのに……。
ちょっと残念。






「何溜息吐いているの?」

『え』




退の椅子に座っていた妙ちゃんが尋ねてくる。
わわっ、昨日のことで溜息出てたんだ!








『や…昨日は天の川みれなかったなーって…』

「そういえば…そうね」

「大体毎年見れないアル。梅雨だし。」




総悟くんの椅子に座っている神楽ちゃんが言う。






『誰かが見れないこと多いとか言ってたな。』

「誰が?」

『……あれ?誰だっけ?』

「聞くなヨ。私に聞くなヨ。しらねーヨ。」
















次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ