詩巻物

□†命心(イノチ)
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《命心》

この世に
この時代に
この一瞬に…

ひとつの 光りが生まれた


とても儚く…脆い
其の光りは…
とても暖かく
優しい光りを放つ

心はいつも
真っ直ぐで
とても強い…
其れ故に……
もろい…


今の この世は
一瞬の一時に…
いくつもの光りが…
失われている……


罪で汚れ 堕ちて逝く者達…
すべてに命は宿るのに…


生きるとは
存在すること
心があること
命と云う光りが宿ること
光りの燈


この世の 全ての命
生まれてくる 光り
奪われる 一瞬
消えていく燈


全て…総て…凡て…統べて…すべて…スベテ……

人が成すこと
ヒトの心が 為すこと
命が 生すこと…


人は強い けれど弱い
何よりも 醜く
何よりも 美しい


決めるのは“心根”次第

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