短編2

□君のためにできること
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『君が笑ってくれるなら、僕は何だってできる』

何て陳腐な愛のことば

でも僕は本気でそう思っていたんだ。







出会った時から口喧嘩ばかりしていた僕達は、
付き合い出してからも相変わらずだった。


だけど君の笑ったカオが一番好きだ。



きっと僕は、自分で思ってるより子供だったのかも知れないけど。

子供なりの真剣さで、君の笑顔を守るつもりでいた。

照れくさくて口に出すことはできなかったけれど。



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