小話
□中学生×家庭教師
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(微エロ注意)
告白した後、俺は逃げるように自宅へと帰った。
いーたんは何も言わなかった。
ただいーたんの驚いた顔だけが瞼の裏に焼き付いた
俺は自宅のベッドに倒れ込んで今日の事を考えた。
まるで子供だ。自分のものにならないからって自棄になって無理矢理奪って果てには逃げ出して。
「俺は一体何をしているんだ」
ただひとり、部屋で呟く。
ゆっくりと自分の唇を指でなぞる。
唇柔らかかったな、と
今更のように思い出す。
触れたのは一瞬だったけれど、
あのまま続けていたらどうなっていたのだろう。
そんなことを考えていたら下半身に熱が集まるのを感じた
こんな時にまで正直な自分の身体が恨めしい。
いーたんの事を考えながらするのは不潔なような気がしていたから
いつもは友達から借りた雑誌で処理していた。
試しに雑誌を開いてみる。
胸や股を露出させた女が淫らなポーズを取っている中で
茶髪ショートの女優がパーカー1枚で、キスを待っているような表情の写真が目に止まった。
「……くそ」
顔立ちも身体も全然違う。
なのにいーたんをダブらせてしまったのが申し訳なくて悔しくて後ろめたくて
俺は雑誌をゴミ箱へほうり込んで外へと走り出した。