小話

□零僕
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惚れたもん負け
惚れた弱みとも言う


「一回だけでいいから!」
「嫌だ。一回じゃ済まないの目に見えてるだろ」
「空気読めって」
「空気は読むものじゃない、吸うものだ」
「違う、俺といーたんとの間の障害物だ!」
「真空だと死ぬよ」
「いーたんと一緒に死ねるなら本望だぜ」
「ぼくは君よりは早く死にたいな」
「何で?」
「鏡の死体なんて気持ち悪いだろ?」
「つまり遠回しにぜろりんらぶ!って事か」
「違う」
違わないけど。
そう思ってるのは秘密。

「では俺になら何をされてもいいと!」
「絶対違う!」
「かはは、いーたんは嘘つきだからな」
「いや待って本当苦手なんだって人の話を聞いてくれ!」
「駄目もう待てない」

零崎はにやりと笑う。
既にぼくは服のほとんどのボタンを外されている
ベッドの上で。
抵抗の余地無し。

「それでは、いただきます」


結局ぼくは君にはかなわない。



+++
あれ。
えろかきたかった未遂。
この後いーたんは快感と後悔の間で板挟みになるのです。嫌な表現
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