小話

□高校生0×大学生1
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「ああもう…やられっぱなしは嫌だ。脱げ」
「かはは。脱がしてくれるんならな」
「む…」

いーたんはむくりと起き上がると、俺の膝の上に跨がり、服に手をかけた。
無理矢理年上ぶっているのが可愛くて、つい俺はにやついてしまう。

「何見てんだよ」
「ヤンキーか酔っ払いみたいだな」
「黙れ。ほら万歳しろ」
「はーい」

ムードも何もない状況に、つい笑ってしまう。

「……何笑ってんだ」
「いや、いーたんって本当可愛いな」
「馬鹿にしてんのか?」
「褒めてるんだよ」
「…綺麗に筋肉付いててむかつく」
「褒めてるのか?」
「けなしてるんだよ。全部脂肪になればいいのに」
「なんだそりゃ」

とん、と少し強めに胸を叩かれる。
ベルトを外されたので、俺が腰を浮かすとパンツも一緒に脱がされた。

「あ、ずるい。いーたんも脱がないとフェアじゃないぞ」
「……勃ってるね」
「こらごまかすな。脱がすぞ」
「もうグラタン作らないけどな」
「んなっ、卑怯者!」
「何とでも言え。大人はずるいんだよ」
「……」

どっちが大人だよ、と一瞬ツッコミそうになったが
あまりにも台詞に似合わない恥ずかしそうな顔をしていたのでやめた。

いーたんはゆっくりと、俺のそれを両手で握る。
ゆるゆると上下に扱かれる度に快感を覚える。

「人識、どう?」
「……ん…やばい。」
「そりゃよかった」
「くっ…は……」
「先走り出てきたね。このエロガキめ」
「は……思春期の性欲なめんなよ、っ!」
「そんなどや顔で言われても」
「僕は(自主規制)がでっかいでーす!」
「そんなミサワ的に言われても」

ムードぶち壊し。
まぁいーたんが笑ってくれるならそれでいいや。
頭を撫でると、照れたようにこっちを見た。
思わず反応する。

「なんていうかさ…本当に元気だよね。びっくりだよ」
「まぁ…イメトレ以上でつい」
「何のだよ」
「お察し下さい」
「お仕置き」
「うがっ」

きつく握られる。
強い刺激と快感が背筋を走った。

「イかないんだ。つまんないの」
「いや、まぁやばかったけど」
「で、イメトレって具体的にどんなの?」
「いや…それはちょっと……」
「教えてよ。君の妄想の中で僕はどんないやらしい事をされてるのかな?」
「……」
「あ、また大きくなった。顔が赤いよ人識」
「……それ、体に教えてやろうか?」
「へぇ、例えば?」

俺はいーたんを押し倒し、胸の突起を弾いてみた。

「っ!」
「かはは、形勢逆転?」
「な、変な所触るな」
「うん、感度は悪くないな」
「馬鹿言うな。僕が男だって忘れてないか?」
「男だってここは感じるんだぜ?」
「っ!ちょ、やめ……っ」

つねったり摘んだり引っ掻いたり。
柔らかかったそこは、みるみるうちに硬さを増して、赤く染まっていった。

「な、なんで……っ」
「ここ気持ちいい?」
「気持ちいいっていうよりくすぐったい。ちょ、こら、あんまり触るな…っ」

いーたんは身体を捻って避けようとする。
俺はすかさず腕を抑えてそこを舐めた。

「あんっ!」

びくん、と揺れると同時に出る高い声。
いーたんは真っ赤な顔で目を見開いていた。


「ちが、今のは…えっと…」
「かはは、今の声可愛い。もっと聞かせてよ」
「いや、だ……あっ」
「我慢すんなって」
「っ、ばか、そんなとこ舐めんな……ひっ」
「じゃあ吸う」
「んあっ!あ……っ、は…、男の胸いじって何が楽しいんだよ…」
「いーたん限定だけどな」
「へんたいめ…ひ、う……っ、やめ、あっ」

胸を堪能すると、いーたんは顔を真っ赤にして、喘ぎの混ざる息を吐いていた。身体はぐてぐてに弛緩していて、もはや抵抗する気力を失っていた。

「かはは、初めてにしてはすげえ感度いいな」
「は…触り過ぎ……」
「気持ち良かっただろ?」
「…………」

目を逸らすいーたん。
俺はにやりと笑って頬にキスをした。
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