狼少年
□第三訓
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−こ、此処は−
俺は、真っ暗な闇の中にいた、少し頭の痛みを感じたが、今は此処が何処なのかが知りたかった、
そして・・・、
月下は何処なのか・・・、
無事なのか
それで頭がいっぱいだった。
すると、漆黒の闇の中に月の光り輝きものが見えた、
普通なら、見てもただの光りにしか見えないが、俺にはそれが何かがわかっていた。
−月下、月下!!−
俺は必死に月下の名を呼んだ、手を精一杯のばして、
すると月下は、こちらに気付いたのか、こちらを見ていた、
そして、ーーーーーーーーーーーーーーー
月「サ、カキ・・・」
彼女が手をのばした途端、彼女は、闇の中へと引きずり込まれていた、
俺は必死に手をのばした
だが
もう遅かった・・・。
もうすでに、彼女の姿は、光りと共に、のまれていた、
彼女は、
泣いていた
悔しい・・・
俺は結局、
何も・・・
護れやしなかった・・・!!