宝物庫
□相互記念/『眠り花』那木凪砂様より
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夢を見た。
とてもとても、怖い夢を。
生々しい感触が未だ残っている。胸から腹部にかけて斜めに切り下げられ、固い地面に倒れ臥す。
痛みは感じない。あぁ、僕は死ぬのだな、そう思った瞬間に
どうしてだろう、あいつのことを考えていた。
「 」
あいつの名を呼んでみる、しかし僕の声は既に失われ…
でも、その時はっきりと僕は見た。
血に染まった真っ赤な視界の中で、僕の死体を抱いて涙を流す、あいつの姿を…。
さ よ な ら
僕 の 大 好 き な
…跳び起きる。
はぁはぁと息が荒い。背中も汗で濡れている。
夢だったのか…
明るい朝の日差しが心を温める。僕は、生きている。当たり前だけど。
「死んでない…」
「何を当たり前のことを言ってるんですか、死にたいのなら私がいつでも殺してあげますよ？」
突然後ろから声がして、振り向くと光秀が立っていた。
いつもと同じ、何を考えているのか判らない不気味な微笑みを浮かべながら。
いつもなら、ここで「うるっせえ変態、こっち来るんじゃねぇ」と言い返すところだが
今は、目の前の存在が、ただ愛しく感じられて。
光秀に、しがみつく。
二度と離れることがないように
「…丸？」
光秀の冷たい手が、僕の頭を優しく撫でる。
「……怖い夢でも見ましたか？」
こくん、とうなづくと
光秀は僕をぎゅっと抱いてくれた。
「大丈夫、もう怖がらなくていい、私がいますから…」
僕の前から、いなくならないって約束する？
温かい日差しと温かい光秀に抱かれ、安心した僕は再び眠りについてしまった。
光秀に抱かれた後、悪夢を見ることは無くなった。
かわりに、僕が眠る時は温かい光秀の感触に包まれる。
大好きなあいつが
僕を守ってくれる。だから
もう、何も怖くない。
僕を愛してくれていると
知ったから。
「みつひで」
そして僕は
愛しいあいつの名を呼ぶ。
†††††††††††††††
最初の方やたらと重いな…orz
しかも蘭光か光蘭かどっちなのかよくわからん!!死
奏様、このような物でよろしければ貰ってやって下さい…返品可ですので汗
最高に駄文でまぢすみません(ジャンピング土下座)