芸恋

□キミガスキ/三池 亮太
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翔や京介が気に入ってるから一体どこが良いんだろって、ちょっとからかってやる…それだけのつもりだった


なのに、キミは俺のココロの中にどんどん入ってきて

一体どういうつもり?

ねぇ、ボクを本気にさせたからにはもちろん責任取ってくれるよね?


















「亮太くん!」


何でこうタイミング良く現われるかな…




ムカつくんだよね


みんなにニコニコして良い子ちゃんのとことか、


―ねぇ、その顔はボクだけのモノでしょ?



京介に肩を抱かれて困ったように微笑っている表情とか、


―嫌ならそうハッキリ言えば良いじゃん



くりくりした瞳で上目遣いに見上げてくるそのしぐさとか


―それに俺が弱いって分かっててワザとやってるの?








「亮太くん?どうしたの?」



心配そうに見上げるキミ


―ねぇ、本当に分からない?




『…イライラするだよね』


「え?」


俺がもらしたコトバに今にも泣きそうになってる


「亮太…くん?」


―本当メンドクサイ


『何でもないよ…いこっか?』


手を差し出すとキミは嬉しそうに微笑んできゅっと俺の手を握り返した




たまには素直になってあげても良いよ?


―キミが微笑ってくれるならね♪




Fin
 

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