ユンジェ☆

□『初めての心 *2*』
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宿舎のジェジュンの部屋。


俺はベッドに座り、濡れた髪をふいていた。


ジェジュンは俺と入れ替わりに、今シャワーを浴びている。



何気なくテレビを見ていると、映画の予告が流れる…。




画面いっぱいに…、ジェジュンが前に付き合っていた…あいつが映る…。




俺はその画面を食い入るように見つめた…。





胸が…




心が…





嵐のようにざわつく…。







今、見ている彼が…




俺の身代わりとはいえ…




あの唇で…、ジェジュンの肌に触れ、唇を重ねていたのかと思うと…




熱く…





嫉妬の炎がたぎる…。





画面の中の女優が、あいつと唇を重ねるこの女優が…、ジェジュンと被る…。




愛しそうに唇を重ねる2人…。




俺は頭を左右に振った。





ジェジュンの白い肌…




美しい肌を…、あの唇が朱に染めていたのかと思うと…





目の前が…





暗くなる…。




俺の知らないジェジュンを、ずっと腕にしていた彼が…





過去のこととはいえ…





許せなかった…。
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