ユンジェ☆
□『それぞれの心…』
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「ジェジュンにぃ、なんか元気ないけど…どうしたの?」
撮影の合間、ユチョンが話しかけてきた。
「えっ?そんなことないよっ。元気だよ」
ユノのことを考えていたおれは、慌てて答えた。
「そう?」
するとユチョンはわざとらしい笑みを浮かべて、コソッと耳打ちした。
「…ユノにぃが夜寝させてくれないの?強そうだもんね」
「えっ!?」
「知ってるよ〜。両想いになれたんでしょ?良かったねっ」
ユチョンが満面の笑みを浮かべて手を握ってきた。
「う…、うん…」
俺は戸惑いながら返事をする…。
「あれ?もっと明るい笑顔が見れると思ったんだけど…」
ユチョンが心配そうな顔をする…。
「何か悩みでもあるの…?」
「え…、えっと…その…」
おれは視線を外して、足元に目を移す…。
「何かあるなら…俺で良ければ、相談に乗るよ…?」
こんなこと、誰にも相談出来ないと思ってたけど、ユチョンになら…いいかな…?
「実は…」
俺は胸の内を…、ユチョンに話した…。