ユンジェ☆

□『秘めた心』
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いつからだろう…。


ユノをこんなにも好きになり…、切ない気持ちを胸に抱くようになったのは…。







ユノは、いつも隣にいて、おれは…ただただ一緒にいられるだけで楽しかった。

一緒にダンスの練習をしたり、撮影の合間にふざけあったり…。
それだけで楽しく、幸せな気持ちになれた…。



そんなある日、ユノに彼女が出来たと告げられる。
それもとても嬉しそうに。

彼女とのノロケ話を聞くたび、おれはもやもやとした気分になった…。


ユノがすごく可愛い子だとか、いい子なんだと言う彼女のことを、俺はどうしても好きになれなかった。


ある時、楽しそうにユノが彼女と一緒にいるところを見て…衝撃が走った。



彼女は、長い艶やかな黒髪をなびかせ、親しげにユノに腕を絡ませながら、嬉しそうに微笑んでいた。


そんな彼女のことを…憎いと思った…。

そこは俺の場所なのに…っ、と。



その時、ユノのことを好きなんだ…って、自覚したんだ…。



それからは、この気持ちを絶対に知られてはいけない…そう思い、親しいメンバーとしての自分を演じている…。


彼女の話をしてくるユノに明るく答えながらも、心の中では…早く別れればいいのに…なんて思っていたりする…。



こんなに醜い心を持っていたなんて…。





今の彼と付き合って、どんなに優しく包み込んで、俺だけを愛してくれていても…、俺は…ユノ以外考えられない…。


俺の心をいっぱいにする存在は…

ユノだけ…。
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