チャンジェ☆

□『想い』
2ページ/4ページ



2人…




熱い瞬間を迎えた後…。





「はぁ…、はぁ…っ」





チャンミンの下で…





荒く胸を喘がせる…。




「ジェジュにぃ…」






おれの身体にぴったりと重ねたまま…





チャンミンは耳許で囁き…




頬に軽く

『チュッチュッ』

とキスをする…。






その唇は頬を伝って…おれの唇まで移動し…





食むように重ねる…。





「ん…、チャンミン…」






チャンミンの優しいキス…。





「ジェジュにぃ…」





何度もおれの名を呼ぶチャンミン…。






「愛してる…」






キスの合間に愛を囁いてくれるチャンミン…。






「ん…っ、ん…、おれも…」






おれの方が、愛してるよ…。





チャンミンの肩にまわす手に…力を込める。






チャンミンもきつく肩を抱いてくれる…。






チャンミンの言葉…






ぬくもり…






どれもが…






おれの心を溶かす…。







いつも隣にいてくれる存在だから…





少しでも…






離れていると不安になるなんて…





まるで女の子みたいだ…、おれ…。






「ジェジュにぃ…、ちゃんと言って…」






チャンミンは、おれの顔の横に肘を付き…






反対の手でおれの髪を撫でる。






「え…?」






何をちゃんと言えばいいんだろう…?






「だから…

『おれも…』

じゃなくて、ちゃんと言葉にして欲しいよ…」






その言葉に『ハッ』っとする。






「あ…、愛してるよ…。チャンミン…」






恥ずかしさで…、言葉が詰まってしまう…。






するとチャンミンが大袈裟にため息を付いた。






「はぁ〜〜〜っ」






え…?え…っ?






「なんでそこでドモるんだよ」





ガックリした感じでチャンミンが言う。






「ジェジュにぃ、本当に俺のこと愛してる?」






えっ?そんなのもちろん…っ






「愛してるよっ!」






「本当に?」






「本当に愛してるっ」







「どれくらい?」






「世界中の誰よりも…っ」






「じゃ、俺と少しでも離れるの寂しい?」






「寂しいよ…っ。ずっと一緒にいたいもんっ」






その言葉を口にして…






おれは固まる。





こんな事…





絶対チャンミンには言えないと思っていたのに…っ。





「ふふ…、ジェジュにぃ…」





間近でのおれの顔を覗き込むチャンミン。





その口許には笑みが…







おれは頬が熱くなるのを感じて…顔を反らした…。





反らして横を向いたおれの頬に…





チャンミンは唇を落とす…。






「やっと…、言ってくれた…」






おれは恥ずかしさで目をつむる…。






「ジェジュにぃは…、素直じゃないんだから…」






目許に何度も唇を落としてくる…。





「俺も…、寂しい…」






チャンミンも寂しい…?





「ほんと?」






チャンミンの目を見て訪ねる。






「寂しいに決まってるじゃん」






チャンミン…。






「浮気なんかするなよ…」





チャンミンがポソッと呟く。






「それ、おれのセリフだからっ。女の子に心を奪われないでよ…っ」






「奪われる訳ないから!
おれの心はジェジュンにぃでいっぱいで、誰も入り込めるスキマなんてないよ」




「チャンミン…」






嬉しい…。





その言葉に、心がほわっとして…





自然に笑みが浮かぶ…。







「チャンミン。大好きっ」





そう言って、おれはチャンミンに抱きついた。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ