チャンジェ☆

□『ジェジュンへの想い』
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目が覚めて起きると、もう10時近くだった。

リビングに向かうと、ジェジュにぃが一人でテレビを見ていた。


「おはよ〜、チャンミン。って、もうおそよ〜かな?」


「おはよう。…皆は?」


今日は午後からの仕事だ。いつもなら皆リビングでくつろいでるはずなのに。


「ん〜、ユチョンとジュンスはデート。そのまま撮影現場に行くって。ユノはコンビニ〜」


ジェジュにぃは、すっと立ってキッチンに向かう。


「お腹すいたでしょ?今ごはんの用意するね」


「あっ、いいよ。遅く起きた俺が悪いんだし。自分でやるから」


後を追うように俺もキッチンへ行った。


「今日はオムライスなんだよ。あと卵で包むだけなんだけど、チャンミンには無理でしょ〜?」


「ぬ、…それはそうだけど…」


ふふふ、と笑って卵をときだした。
大人しくダイニングテーブルについて、待つこと数分後。バターのいい香りとともに、オムライスが運ばれてきた。


「はいどうぞ


キレイな黄色のふんわりたまごの上に、真っ赤なケチャプ。バターの香りの湯気がたまらない。


「うまそ〜っ!」


勢いよくオムライスに飛び付く。
俺はジェジュにぃの作るオムライスが好きだ。ふわふわのたまごはジェジュにぃみたいだし、半熟のトロトロ加減も絶品。
って、ジェジュにぃの作る物ならなんでも美味しいんだけど。


「…なに?」


ふと気づくとジェジュにぃの視線とぶつかる。


「ん〜、チャンミンはいつも美味しそうに食べてくれるから、作りがいがあるなぁ〜って。ふふふ」


ふわりと笑う仕草が可愛い。


「ジェジュにぃの作る料理はうまいから…」


「ほんと〜?いつになく、素直でカワイイこと言ってくれるね」


その言葉にジェジュにぃはとびきりの笑顔を見せてくれた。
笑顔が眩しすぎて、直視出来ない。
俺は残りわずかなオムライスをかきこんだ。


「ごちそうさまでした」


「は〜い。食器は洗っておいてね」


そう言うとリビングに戻っていく。




・・・ガシャーンッ

しまった…っ。

泡で滑って落ちたグラスが割れてしまう。
急いで破片を取ろうとした。


「…てっ」


「チャンミン、大丈夫!?手、切ったの!?」


音に驚いて来たであろうジェジュにぃが、びっくりした声で聞いてきた。


「うん、でも深くないみたいだから大丈…」


言葉が終わらないうちに、ジェジュにぃが切った方の手を取って

『ぱくり』

と指を口に含んだ。


「なっ、なにして…っ!」

動揺して言うと、


「にゃにって、ひょうどく(なにって、消毒)」



・・・・・っ!!!

ジェジュにぃの可愛い唇が俺の指を含んで、舌が見え隠れする。


「ジェジュにぃ…っ!」


切った指を唇から離し、俺はジェジュにぃの唇を奪っていた。
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